牧之原市立萩間小学校

〒421-0504
静岡県牧之原市黒子75番地
TEL 0548-54-0020

校長室よりFrom The Head Teacher

令和6年度萩間小学校の経営構想

学校経営方針
1 学校教育目標
   【自ら学び 共に伸びる】
2 学校経営理念
   【萩小は人生の土台をつくる学びの場】
3 重点項目
  ※詳しくは、別添資料を御覧ください。
4 重点目標
   【自分から やってみよう】

令和6年度萩間小学校の経営構想

ヨコグラノキ

 本校には、中庭に大きな「ヨコグラノキ」があります。昭和42年ころに地域の山に自生していたものを移植したもので、すでに50年以上にもなる本校のシンボルツリーです。
 「ヨコグラノキ」は、現在NHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公でもある植物学者牧野富太郎博士が、郷里高知県の横倉山で発見した木で、石灰岩地に育つ珍しい木です。葉が、交互に二枚ずつ着く特徴があります。珍しい木であるため、毎年数名の方が本校を訪れ、この木を観察して行かれます。
 中庭の木は大変大きく、ここ数年は非常にたくさんの赤い実を付けています。実が落ち辺りから自然に芽が出てくるため、本校の花いっぱい委員会の児童やコミュニティ・スクールとして学校に関わってくださっている地域の方々が、その芽を大切に移植し育てています。グラウンドには、4本の木が生長してきていますが、まだ花を咲かすまでにはいたっておりません。
 現在、中庭の木には、たくさんの花芽がつき膨らんできています。もうじき開花となり、6月下旬から7月ころには、たくさんの実がつくことと思います。
 静岡新聞に、このヨコグラノキについて投書してくださった方がおられ、大変嬉しく思いました。今後、本校のシンボルツリーが話題となり、多くの方に知っていただけることを願っています。

地域の方々に見守られて

 先日、学校に地域の方(本校児童の祖母にあたる方)がいらっしゃいました。私に渡したい物があるとのことでしたので、早速玄関に出てお話すると、私に知ってほしいことがあり、お手紙にしたためてきたとのことでした。
 「わざわざ伝えるようなことではないんだけど・・・。でも、おばあちゃんとして、とても嬉しくてね。」と、控えめにおっしゃっていましたが、いただいたお手紙の内容を読んで、私も心が温かくなりました。
 登校班リーダーが、新入生が登校中に怪我をしたので絆創膏をもらおうとしたこと、それも小さな子に合った物を選んで優しく付けてあげていたこと、もう一つは、自転車に乗って信号を渡ろうとしていた3年生が、自動車を運転していた自分を見つけて、自転車を降りて会釈をしていったことでした。
 萩間っ子らしい優しさあふれる行動であり、校長としてもこのようなことが自然にできる子供たちのことをとても誇りに思います。そして、お手紙をくださった地域の方は、先生方の御指導のおかげであるとおっしゃってくださいましたが、このような子供が育つのは、学校の指導だけであるはずがありません。何を大切にしていくべきかを小さな時から話したり手本を見せたりしていた保護者や地域の方々の姿こそが、このような自然な行動の基になっているものと思います。
 そして、この温かな地域の方々への感謝と共に、子供たちの表れをこのように伝えてくださる、その行動そのものにも大きな値打ちがあり、学校として感謝の思いでいっぱいになりました。職員にも報告し、各クラスで子供たちに伝えてもらいました。
 「地域と共にある学校」とはどのような学校か、と常に問い続けている校長として、このような思いを共有できること、感謝の思いを伝えること、この大切さを実感しています。

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